廃タイヤの膨大な量を管理することは、リサイクルセンターや熱分解プラントにとって最大の物流上の課題です。廃タイヤの嵩張る状態は、法外な輸送コストと非効率な保管を生み出します。シューリー200シリーズ横型廃タイヤベーラーは、油圧の力を活用し、ゴム材料の高い反発弾性に打ち勝つために特別に設計されたこの課題に対処します。
汎用の段ボールやプラスチックベーラーとは異なり、この機械は圧縮されたタイヤが発する特定の外向き圧力に耐えるよう、Q345/355構造用鋼で補強されています。






高圧圧縮構造
本機の中核技術は、「クローズドエンド(ドア式)」設計と2000KN(200トン)の油圧システムにあります。タイヤのように復元力が大きく、スプリングバックが生じる材料の場合、オープンエンド型の連続ベーラーでは最大密度に達しないことがよくあります。
当社の水平型廃タイヤベーラーは、頑丈な油圧ゲートを採用しています。圧縮サイクル中、ドアはロックされた状態を保ち、メインシリンダー(Φ351mm)が固体壁に対して全圧力を加えることを可能にします。これにより、ゴムの空隙が最小限に抑えられます。
- システム圧力:高低圧連動により2000KNを達成。
- 油圧安定性:ダブルベーンポンプシステムを採用し、24時間連続運転時には水冷制御により作動油の粘度を維持。
タイヤベーラーモデル比較:SLB-200T vs. SLS-200T
200トンシリーズには、お客様の設備処理能力や物流要件に合わせて、2つの異なる構成をご用意しています。
フラッグシップモデル:SLB-200T(高密度圧縮タイプ)
最大限の輸送効率が求められる大規模処理向けに設計されています。
- ベール重量:1500kgの大型ベールを生産。
- 動力:大容量油圧システムを駆動する45kWのメインモーターを搭載。
- ベール寸法:W1250×H1250×L1700mm。
- 処理能力:毎時5ベール(約7.5トン/時)を処理可能。40HQコンテナで輸出される場合、1コンテナあたり約26~28トンの積載量を最大化する最適なモデルです。
スタンダードモデル:SLS-200T(経済的ソリューション)
地域のタイヤリサイクルプラントラインに供給する中規模施設に適しています。
- ベール重量:取り扱いやすい700~800kgのベールを生産。
- 動力:37kWのメインモーターを採用。
- ベール寸法:W1130 × H850 × L1700mm
- 処理能力:1時間あたり4ベール(約3トン/時)
運用フローと自動化
油圧式タイヤベーラーをラインに組み込むには、材料の流れを理解することが重要です。Shuliyシステムには、標準装備として専用の供給コンベヤ(長さ9.5m)が含まれており、手動投入による安全上のリスクを排除します。
- 投入:5.5kWの滑り止めベルト付きコンベヤがタイヤを圧縮室へ搬送します。
- 圧縮:PLCインテリジェント制御盤が圧縮サイクルを自動管理します。
- 手動結束:設定されたベール長さ(調整可能)に達すると、オペレーターが手動でワイヤーを通します。SLB-200Tは6~8本、SLS-200Tは4本のワイヤーでベールを固定します。
- 排出:ベールが排出され、フォークリフトで取り扱い可能な状態になります。
技術仕様比較
以下は、お客様の施設に最適なタイヤリサイクルベーラーを選定する際に、主要な仕様、性能要素、運用上の考慮事項を評価するための詳細なデータ比較です。
| パラメータ | SLB-200T(ヘビーデューティ) | SLS-200T(標準) |
|---|---|---|
| システム圧力 | 2000KN(200トン) | 2000KN(200トン) |
| 主モーター出力 | 45 kW | 37 kW |
| ベールサイズ(幅×高さ×長さ) | 1250 * 1250 * 1700 mm | 1130 * 850 * 1700 mm |
| ベール重量 | 1500 kg(廃タイヤ) | 700~800 kg(廃タイヤ) |
| 1時間あたりの処理量 | 約5ベール/時 | 約4ベール/時 |
| 機械重量 | 22トン | 17.5トン |
| 冷却方式 | 水冷式 | 水冷式 |
| 供給方式 | コンベア(9500×1900mm) | コンベア(9500×1750mm) |
横型廃タイヤベーラーの設置とサービス
この横型廃タイヤベーラーは重量と必要電力が大きいため、適切な設置が極めて重要です。
- 電源:3相産業用電源が必要です。
- 冷却:冷却システムには、水源または産業用チラーへの接続が必要です。
- サポート:動画による設置・操作トレーニングを提供します。セットアップおよび試運転には、オンサイトでのエンジニアサポートが利用可能です。



